カネジョウの紹介
工場噺
本社工場 1999年11月完成
1999年代後半、化学調味料の登場により消費量が少なくなった削り節はスーパーの安売り目玉商品として取り扱われ、市場では大手メーカーの寡占化が進み、味と香りは二の次の「安さ重視」の削り節が大量に作られていきました。
そんな中、価格競争の波に耐えられなくなった小さな同業他社の多くが、削り節事業から撤退していきました。
「自分が食べておいしいと思えないような削り節は作りたくない。家族皆で安心して毎日食べることができるような、そんな安全でこだわった削り節を作れるような環境が必要だ。」
削り節産業は斜陽産業だと思われていた当時、私たちは周りからの反対を振り切り、本社工場を近代的で衛生的な新しい工場に生まれ変わらせる決意をしました。
1999年11月、新しい本社工場は完成しました。
安全・安心で美味しくて、こだわり抜いた削り節を作るために建てられた本社工場はその後、多くの改良が重ねられてきました。本社工場では現在、削り節の生産や商品のパッキング等が行われています。
もちろん、設備は変わっても、安全・安心で美味しいものを追求していくという姿勢は昔のままです。
また、本社工場には直売店も併設しております。 地産地消をコンセプトとした、30年以上続く息がながい直売店です。 いつも地元の粋な主婦の皆さまに、ご利用していただいております。
日出工場 2004年7月 完成
2001年当時、小えび事業に本格的に乗り出しました。
干しえび類の製造・販売において、選別の工程はとても重要です。
ライン増強のために新しい機器を導入した結果、本社工場だけでは手狭になってしまいました。
そんな中、約600坪の土地が売りに出ました。
それも、富士山が見える好立地です。
良い機会だということで購入を即決、新たに日の出工場を建てました。
近代的な衛生管理はもちろん、生産ラインを一本化し、スペースに余裕を持たせ、従業員が仕事をしやすい環境を作り出しました。