桜えび豆知識
桜えびの分類
桜えび全型
サクラエビは分類上、
エビ目(十脚目),クルマエビ亜目,サクラエビ上科,サクラエビ科,サクラエビ属(Sergia)
に属します。
駿河湾で漁獲される桜えびの成体の体長は3.5~4.8㎝、生きている時は透明に透き通っています。そして体には160個ほどの発光器があり、夜の海ではキラキラと輝いていて、桜えびが「海の宝石」と呼ばれる由縁となっています。
そして、
見た目の桜えびの特徴はとっても長いヒゲ。なんと!体長の3倍もあります。
サクラエビは、日本国内ですと駿河湾の他、相模湾や東京湾河口にも生息しています。
しかし、漁獲対象となっているのは駿河湾のみ。さらに漁業権を持っていて水揚げがされるのは、静岡県の由比港・大井川港だけです。また、1988年には大森東京海洋大学名誉教授らによって台湾の南部海域にも生息することが明らかにされています。
もともと当店がある蒲原(かんばら)でも砂浜で水揚げが行われていましたが、由比港ができてから港も一緒になりました。
また、有明海や瀬戸内海などで獲れるアキアミ類もサクラエビ科ではありますが、桜えびとは種が異なります。そして、地元静岡では「小えび」と呼んで区別しています。
ちなみに三陸沖などで獲れるオキアミは「えび類」ではなくプランクトンです。そして地元静岡では「あみえび」と呼んでいます。